エネルギー

低カロリーで低脂肪 栄養バランスがよい食品

一般にバナナは「カロリーが高い」と思われがちな食品ですが、比較的低脂肪なため、実際は1本(約100g)で86kcalですから、ご飯1杯(150g)の252kcalや食パン1枚(80g)の211kcalと比べても意外とローカロリーです。一方、炭水化物やタンパク質の他、ビタミンB群、葉酸、またカリウム、マグネシウムといったミネラルなど、不足しがちな微量栄養素がバランス良く含まれているので、ダイエット向きの食品だといえるでしょう。


免疫力

栄養バランスの良いバナナが、免疫力維持の一助に

免疫力とは人が生まれ持つ抵抗力のことで、体の外から侵入しようとするウイルスや細菌、また体の中で発生するガンなどを異物として識別し、無害化しようとする力のことです。免疫システムで大きな役割を果たしているのが、白血球のひとつであるマクロファージです。マクロファージには、異物を発見すると細胞内に取り込んで退治する働きがあります。このとき、マクロファージは活性化してアメーバ状になりTNFなどのサイトカインを産生します。しかし、免疫システムは常に完璧に働くわけではありません。加齢や肉体疲労、精神的なストレス、ダイエットによる栄養失調などで防御の壁が崩れると外敵に対する抵抗力が弱くなり、感染症などにかかりやすくなります。また、アレルギーのように本来は無害なものに対して過剰反応してしまうこともあります。


免疫システムをしっかり働かせるためには、十分な睡眠やストレスの解消、そして栄養バランスのとれた食事を日常的にきちんとしたリズムでとるなど、生活習慣の改善が重要だと考えられています。 なかでも、忙しい現代人は栄養バランスの良い食事をおろそかにしたり、一食抜いてしまったりしがち。そういうときに強い味方となってくれるのがバナナです。バナナには体が必要とする栄養や機能性成分が含まれ、皮をむくだけで簡単に食べることができるので、時間がないときでも、手軽にバランスのとれた栄養補給をすることができます。

代謝促進作用

カリウムがミネラルのバランスを調整

バナナはカリウムを豊富に含む果物です。カリウムは人の体が必要とする必須ミネラルの一つ。塩に含まれていて、高血圧の原因となるナトリウムや老廃物を尿と一緒に体外へ排出させる作用があります。また、最近の研究で、カリウムはカルシウムの過剰な排出を抑え、骨密度を増加させることがわかり、骨粗鬆症予防などの点からも注目されています。  さらに、カリウムとナトリウムのバランスは神経の伝達や筋肉の動きとも深い関係があります。この2つのミネラルが不足すると心臓などの器官(臓器)を含む筋肉の動きが悪くなり、不整脈やだるさなどの誘因になることがあります。汗や尿でナトリウムが排出されるときにはカリウムも一緒に排出されてしまいますが、バナナ1本(可食部100g)で、カリウムは360mg、カルシウムは6mgを補給することができます。


抗酸化作用

活性酸素を抑えるバナナの抗酸化力

バナナにはβ-カロテンをはじめ、ビタミンA、ケルセチン、β‐クリプトキサンチン、ミリセチン、ビタミンC、リコペン、ビタミンE、ポリフェノール類など、体内の過剰な活性酸素の害を抑える抗酸化成分が含まれています。
活性酸素は本来、体内に侵入してきたウイルスや細菌から身を守るためにつくられる成分ですが、必要以上につくりだされると、体内の正常な細胞までも攻撃してしまいます。また、活性酸素は有害な過酸化脂質の生成を促し、動脈硬化、高血圧、悪性腫瘍、糖尿病などの生活習慣病や老化促進の原因になると考えられています。
また、バナナに含まれる抗酸化成分の中でもβ-クリプトキサンチンやゼアキサンチン、β-カロテン、ポリフェノール類であるケンフェロールやシアニジン-3-グルコサイドなどには血液内に悪玉コレステロールが溜まるのを防ぎ、血流を改善する働きがあります。


離乳食

赤ちゃんの離乳食には、野菜や果物の裏ごしがよく用いられます。裏ごしして与える最初の果物として、小児科医が一般的に勧める果物がバナナです。バナナは柔らかく消化しやすい糖の形になっているので、消化器官が充分に発達していない赤ちゃんには理想的な食品です。


酵素の消化作用

酵素アミラーゼが消化を促進

果肉が柔らかく食べやすいバナナは、消化吸収が良い食品としてよく知られています。また、バナナにはアミラーゼという消化酵素が含まれており、この酵素がさらに消化吸収の効率を高めています。
アミラーゼはバナナや米、小麦などに多く含まれる炭水化物を消化するために必要な酵素の一つ。より効率のよいエネルギーの供給源となるブドウ糖や果糖、さらに腸内環境を改善するオリゴ糖などに分解します。
アミラーゼには人の唾液腺や膵臓から分泌されるものと、食品に含まれているものがあります。働きは同じですが、人の体内で分泌されるアミラーゼは加齢と共に減少してしまうので、バナナなどのアミラーゼを含む食品を食べて補うと良いと考えられています。


アタマのエネルギー源

時間差で消化される糖質が脳に栄養を

血糖値の安定やウエイトコントロールのために1日3食の食事を規則正しく摂ること、なかでも朝食には、睡眠中に消費された脳のエネルギー源であるブドウ糖を補給し、体温や血糖値を適度に上昇させる働きもあり、1日を元気に始める「スイッチ」として重要です。

皮をむくだけで食べられるバナナは、忙しい朝でも手軽に頭と体にエネルギー補給ができる食品です。バナナに含まれる糖質は、果糖、ショ糖、でんぷんなど多種類で、それぞれに消化吸収にかかる時間が違うため、自然な時間差で絶え間なく脳や体にエネルギーを供給します。


脳を活性化するセロトニンを増やす

バナナに多く含まれるアミノ酸の一種であるトリプトファンなどの栄養素から合成されるセロトニンには脳の働きを活性化し、集中力を高める働きがあることがわかっています。 文部科学省が子供のテストの成績と朝食の関係について調べたところ、朝食をとる頻度が高い子供ほど成績が良いことがわかりました。親も子供も忙しい時代、毎日きちんと朝食の準備をするのは大変かもしれません。そんなときはバナナを1本食べてからでかけましょう。


脂肪燃焼作用

エネルギー代謝をサポートする成分が豊富

バナナにはビタミンB1、B2、ナイアシン(B3)、B6、葉酸など脂肪の燃焼を促進するビタミンB類がバランス良く含まれています。 ビタミンB類は糖質や脂質、タンパク質をエネルギー化するのに不可欠な栄養素で、不足すると食事でとった糖質や脂質がエネルギーとして消費されないまま体脂肪として蓄積されやすくなります。 バナナに含まれる必須アミノ酸のメチオニンやリジンはビタミンB6やC、ナイアシン(B3)、鉄と共に働き、カルニチンという脂肪燃焼を促進する成分を合成します。また、バナナにはビタミンEも含まれています。ビタミンEは細胞のエネルギー代謝を促進するCoQ10(コエンザイムQ10)が体内で合成するのを助けます。


(出典:バナナ大学)

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